私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



「お前、どうしたの?何で電話出てくんねーの?何で・・・俺の事避けんの?」



「・・・ごめん。」



アツの腕の力が強くなる。



私の首に顔を押し付けて、ギュッて・・・



痛いくらいに抱きしめるから、また涙が溢れてきた。




「頼むから、ちゃんと話して?」



「・・・・・・。」



なんて言えばいいの?



アツに聞けば、この不安はなくなるの?


アツがいなくなっちゃいそうで怖いよ・・・。



怖くてたまんないよ。




「コナミ・・・俺の事、嫌いになった?」



「違うよっ!好きだよ!・・・好きだよ・・・」




アツの声があまりにも辛そうだったから、抱きしめられた腕を振りといて、アツを正面から抱きしめた。




背中に回された手が、また私をきつく抱きしめる。



「コナミ・・・何で?何で、話してくんねぇの?俺、お前がいなくなりそうで怖いよ・・・。」



怖い?



アツが?



そっか・・・そうだよね。



私もアツを不安にさせちゃってたんだね。




「ごめん。ごめんね。」




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