晴れ所により雷雨、所により告白【続編完結】
 私がドライヤーをかけていると、課長は、あっという間に上がってきた。

「え、早くないですか?」

驚いた私が言うと、

「そう?
 俺、長風呂苦手なんだよね。」

と苦笑いをこぼした。

「さ、ストレッチしようか。」

そう言う課長は、満面の笑みで怖い。

「え、無理です。
 私、子供の頃から硬いんですから。」

「大丈夫。
 それは子供の頃からやってなかっただけ
 だよ。
 ほら、座って。」

と座らされて、いろんなところを伸ばされていく。

「いたたっ! 課長! 痛いです!
 もっと優しくゆっくりお願いします。」

「くくっ
 ほんとだ。
 聞きようによってはすごく卑猥だな。」

課長はくすくすと笑いながら、伸ばしていく。

「もう!
 それは、聞く方が悪いんです!」

私は膨れて見せた。すると課長は、

「ごめん、ごめん。
 そうだよな。
 晶は悪くないよ。
 変な想像した俺が悪い。」

と謝ったかと思うと、そのまま背中から抱きしめてきた。

え?

「晶、愛してる。」

耳元で囁かれて、体の中心を甘い痺れが走る。


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