もうきっと恋に落ちてる
恋愛継続、自動更新中

中学の2年、自然教室でだいたいカップルが出来る。

次々と告白がある中でなぜかついでに呼ばれた私の役目、見張り役。

それは男子も同じ。

見張り役は見張り役同士でくっついてしまえばいい、そんな適当な言葉が出たせいで、好きの“す”もない互いの見張り役。



私、水瀬 凛々子。

男子、瀬名 航留(ワタル)。



勝手にカップルにされた私たち。

その後はやっぱりカップル自動更新で公認カップルとになっていた。

なぜならケンカすらないため仲良しだと勘違いされたから。

ケンカなんてあるわけない、学校でクラスも違えば話さないのだから。

噂は怖い。

いつまでも消えないまま公認カップルとされたまま卒業。


西成高校入学、運命なのか神のイタズラか……


私と航留は同じ高校の同じクラス。

久しぶりに顔を見たが会話なし。



どうしてあなたがいるの?



そんな疑問はお互い様。


たが噂は続く、噂は一人歩きはしないと知っている。

偶然にも同じ中学だった誰かの口から出たに決まっている。



「 ねぇねぇ 瀬名君の彼女ってほんと?」

「 え、あ… それは話せば長いんだけどね、実は… 」

「 ほんとだけど、なんで?」




え!

え…… ちょっと、何、は?



同じクラスの新しい友達、佐織ちゃんに聞かれ答えようとした私の言葉を遮ったのは瀬名 航留本人。

あまりの驚きで声が出ない。



「 俺と水瀬 凛々子は中学から付き合ってるから 」



まともな会話なし、当然デートなし。

中学は話が勝手に作られ噂に尾ヒレが着いていただけで互いに連絡し合うこともなく、まったく何もない二人だった。

なのに今になって彼氏彼女だと宣言。



あり得ない……

なんなの、あんた……

私を知らないし好きでも嫌いでもないでしょ、なのに……

高校生になってもあんたの彼女だなんて……

どうかしてる!!




「 凛、凛々ちゃん!?キャー!凛々ちゃん… 誰かっ 」




私の頭はパンクした。

そして気絶で保健室へ運ばれるはめに。

ただこの時、私は瀬名 航留の彼女だと完全に認識されたのだ。





< 1 / 5 >

この作品をシェア

pagetop