同期は蓋を開けたら溺愛でした

「俺の腕の中で「雄、雄……」ってしがみついて、かわいかったなあ」

「や、そういうの言わないでよ!」

 慌てて大友の口に手を被せても、その手をペロリと舐められて「ひゃっ」と撃退されてしまう。

「散々待ったんだから、少しの意地悪くらいいいだろ。今までの分、取り返すから覚悟しとけよ」

 今までって2年分!?

 戸惑っていると、体のラインをツツツッとなぞる指に体をよじらせる。

「ま、って。ご飯……」

「ダーメ。恵麻の色っぽい雰囲気がリセットされる前に存分に味わう」

「もうリセットされてます!」

「そう?」

 意地悪な顔をした大友は私を抱き寄せて、その手はあらぬところへと伸びる。

「んっ、ゆ、雄……」

 触れられる甘い刺激に途端に息が上がって、ギュッと大友にしがみつく。

「かわいい」

 息をつく暇もないほどに翻弄されて、何度も何度も求め合った。

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