私の主治医はお兄ちゃん
部屋に戻ったはいいものの…
俺のベッドに美音寝かせてたの忘れてた…
駿「美音…お前そろそろ自分の部屋で寝ろよ。」
美「しゅん〜……」
そう言ってまたムニャムニャと寝始める美音。
寝言か…
駿「……なんでそんな無防備なんだよ。もっと気をつけろよな。」
眠っているからか服も少しはだけている。
頬も少しピンク色に染まって…
……ん?
俺は美音のおでこに手をのせた。
駿「熱い…」
なんでこうなるんだよ。
俺は急いで優兄を呼んで美音を診てもらった。
優「大丈夫。熱はあるけどそんなに高くない…今日は2人ともゆっくり休め。」
そう言って部屋を出て行った。
駿「…ったく本当しょうがねーやつだな。」
そう呟き美音の熱を帯びた額にキスを落とし髪をそっと撫でた。
スヤスヤと眠っている美音。
リビングのソファーで寝ようかな。
時刻はもう深夜1時過ぎ。
誰も居なくなってシンと静まり返ったリビングに行きソファーに横になった。
そしていつの間にか眠気がきて俺は夢の中に入り込んでいた。