私の主治医はお兄ちゃん




部屋のベッドに美音を寝かせると間もなく美音が起きた。


美「ん…ここ……」

優「あ、もう家だよ。」

美「よかった…」


美音は体が弱くよく入退院を繰り返していた。
だからこそ体調が悪くなると入院するかもって不安なんだろう。


優「食欲は?あるなら持ってくるよ。」

美「少し食べれる。でも…みんなとリビングで食べたい。だめ?」


ダメなわけない。

…でも。

優「聴診だけ頑張れたらな。」

美「……わかった。」


一回躊躇した美音だけどちゃんと頷いてくれた。






そして目に涙を浮かべながらも頑張った美音。


聴診を終えると美音を連れリビングへ行った。








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