私の主治医はお兄ちゃん






〜放課後〜


悠「美音、今日の放課後暇?」


美「え?あ、うん……どーしたの?」


悠「ちょっとカフェでも寄っていかね?」


美「そうだね!あ、でも部活平気?」


悠「大丈夫だよ。じゃ、行こうか。」










そう言われて私たちはカフェに寄ってから帰ることになった。



悠「体調平気?今朝から咳も少し出てるみたいだし…」


美「大丈夫っ!悠真くんありがとう!」




そんな他愛もない話をしているとさっきまで教室だったのにいつのまにか正門の辺りまで来ていた。






すると……



母「美音ちゃん。」


美「ママ!?」


悠「え!?神崎ママ!?あ、あの…」


母「あら?デートのお邪魔だったかしら。」


ママは少し意地悪そうな笑みで私を見た。



美「いゃ、デートじゃ…」

私がそう言いかけた時、私の体は強く引っ張られた。


悠「今日は付き合って初めてのデートに行こうと思ってたんです。」



え!?

えぇぇぇぇ!??


美「ちょ…悠真くん!?」


母「初デート!?やだぁ!ごめんなさいねッ。じゃあ私お家で待ってるわ。」



顔を真っ赤にしたママはすぐさま反対を向き帰っていく。




ってか私今悠真くんに抱きしめられてる!???














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