私の主治医はお兄ちゃん



『いただきます!』




私たちは食事をし始めた。


美味しいけど…美味しいけど…







美「味薄いしご飯やわらかすぎる…」


駿「我慢して食え。」


美「……」


優「美音しばらく食べてなかったから出せてもこれがギリギリかな。お腹びっくりしちゃうでしょ?」


美「………」




意地悪……

もう少しちゃんとしたご飯が食べたかった…





優「美音のは少し少なめにしてあるから全部食えよ〜!」


美「え!?こんなに!?」


優「いつもの半分くらいの量だろ?」


美「そうかな…」


優「食べれないなら病院な。」



うぅ……


今日は厳し過ぎないか…?












どんどんと食べ進めていくけど…


3分の2を食べ終えたあたりから箸が進まなくなってきた。




これ以上…食べられないっ


でも食べなきゃまた入院になっちゃうし……



一度吐けば食べられるだろうか。






優「もう限界か?」


美「………」


優「美音?」


美「お手洗い行ってくる。」


優「そこまでして食べなくていいよ。よく頑張った!」


美「でも……」


優「いつものより若干少ないくらいの量だったからいつもの量に比べたらもう半分以上食べてると思うぞ〜!全部食べる事を目標にすればちゃんと食べられるじゃん!」



そう言って優也兄は私の頭を思い切り撫でた。


美「優也兄が脅すからだもん。」


優「でもちゃんと食べられただろ?」  


美「ぅん……もぉ優也兄意地悪…」


でも食べられたんだ。

嬉しいかも。




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