私の主治医はお兄ちゃん


駿「美音ごめん。」

俺は少し熱い美音なおでこに自分のおでこを合わせた。


分かりやすく顔が赤くなる美音。

駿「やっぱり…熱あるじゃんか。」


美「大丈夫。お家に帰ったらすぐ寝るよ。」


そう微笑む美音。

やっぱりこいつは可愛い。


俺の周りでも美音のことを狙ってる奴は多い。




美「じゃあ私いくね!」

そう言って走って行こうとする美音。


駿「待って。」

俺は走り去ろうとする美音の腕をがっちり掴んだ。


そして俺が着ているカーディガンを美音に羽織らせた。


駿「それ着てろ。帰りは教室に迎えに行くから、待ってろよ。」



そうして美音に少しでもお弁当を食べさせて教室に戻ることにした。
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