私の主治医はお兄ちゃん




優「なんでごめんなんだ?」

俺がそう聞くと。



美「私が…悪いの。ごめんなさい…」

涙を流しながらそう言った。




美音がこの時何を思って謝ったのか俺には分からない。



でも謝らなきゃいけないのは俺の方なのに。

なのに美音は何度も何度も謝ってきた。



優「もうやめろ。美音、お前も少し疲れただろ。もう少し眠っていいよ。」


俺がそう言うと美音はゆっくりと目を閉じた。




駿「優兄……」

優「俺のせいなんだ…」



駿「優兄のせいじゃないよ。もちろん美音のせいでも。」


駿介はそう言ってくれるけど……


俺の中ではモヤモヤだけが溜まった。。






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