メランコリック・ラブ

7 微妙な距離








康介も、今日はいつも通りで、
少し嬉しくなりながら歩く。


学校に着くと、康介は「朝練あるから」
とそのまま部室に向かっちゃったけれど、
普段通りになったのが嬉しくて
「うん」と笑顔で返して靴箱へと向かった。



何か、よかったなぁ~♪



「あ、山下さん!」



「え?・・・・あ、」





大槻クンだ・・・!!!




「おはよう!大槻君!どうしたの??」



「おはよう。・・・いや、通りかかるの見えたからさ」



「つい、ごめんね」

と大槻君がはにかむ。



か、


可愛いーー!!



大槻君って格好良いだけじゃなくて

可愛さも入ってるんだね!

さっすがあたしの王子☆






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