ナジャの峡谷。
テサン湖だ。
あたしはデイ・・・

バスに乗って3メートル級帆船の試運転。

ここはナジャ峡谷、テサン湖だ。

広がった湖水地だ。

大型の汽船が蒸気を吐きながら外輪を回していた。

あたしデイが友人のラフィーの保有する小型の帆船に乗り込んだ僥倖は偶然でしかない。

「えーい、遅いわね」とラフィー。女の子だ。

「オールド・・・遅れちゃうよね」とあたし。

とオールドが来る。

「おそーい」「ごめん・・・」とオールド。

「ではペンギン号は出航するが異論反論はないかね?
メイト、デイ?」「はい。おやつがありません」

ラフィーは熟考。

「それは問題だ」
数分後ラフィーが出した結論はそのようなものであった。

「オールド・・・
買ってきて?」とラフィー。
「うん。お願い」とあたし。

オールドが売店で各種のおやつやジュースを購入するのにさらにラフィーたちは三十分を必要とした。
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