空に向かって
登校日


そして数日が経ち、夏休み中間くらいにある登校日がやってきた。


夏休みとあってほとんどの生徒が日に焼けこんがりときつね色になり夏を楽しんでいる様子が伺える。


「おっはよー!って沙織何それ!?」

夏休み以来会う麻美は朝からテンションぶち上げで教室に入ってきた。

「転んだ」

あの事件のあとちゃんと麻美には電話で謝り倒した。

「転んでそんなんなるの!?」

私が座っている隣の席へと腰を下ろす。

「祭りの帰りにね」

そういうと、

「え?祭りからもう二週間くらいだよ?まだ治らないの?」

不思議そうに私の腕や痣を見る。

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