空に向かって


授業中なのにも関わらず、ガヤガヤと賑やかな教室に一人だけポツンと授業を受ける黒髪のロング髪がチャームポイントの女。

先生はここが不良高とあってなにも気にする様子もなく、小さな声で授業を進めている。

その様子を気にすることもせず、ガヤガヤとうるさい中心にいる私。

「せんせー、そんな声じゃ聞こえませーん」

友人の麻美が一際大きな声で先生に投げかける。

すみません、と小さな声で返事をする先生にまた麻美は、

「聞こえませーん、授業する気あるんですかー?」

悪戯っぽく笑いながら言い返す。

いつもの光景、いつもの雰囲気。

これが私たちの学校生活。

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