空に向かって
「自分の身の安全が守れない以上、紅蓮連合で責任持ってアンタを守ってやるから安心しなさい」
いつものオネエ口調で、
「守ってやるって…」
そんな事言われたって不安でしかないから。
「だとよ、諦めろ」
秀虎は私の肩に手を置き同情をする。
「よろしくね沙織ちゃん」
笑顔の水樹さん。
「任せて頂戴」
タバコを消して私を見る照彦。
そしてー…
口角を上げて一人用の椅子に踏ん反りかえっている紅蓮連合総長。