空に向かって


「沙織!どうだった?」

部屋に入るや否や、秀虎はせっかちに診察の報告結果を聞こうとする。


「ただの打撲だって。痣はすぐ治るってさ」

「腕は!?」

「…折れてるから一ヶ月くらいだって」

「よかったな!」

折れてて良かったなって…


先ほど松田に言われた通り、何事も無かったかのように報告する。

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