空に向かって


「そんな事…っ!」

「ないとは言い切れないでしょ?」

青木の言いかけた言葉を途中で遮ると、

「………」

何でそんな事わかるの?とでも言いたげな顔で私を見る。


言いたいけど、私の前では言えない。そんな顔してた。


「じゃあね」

トイレで立ち尽くす青木を放って、私は階段を降りる。

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