空に向かって


「…はい?」

厳つい男は私の前を通ぼして私の前の道を塞ぐ。


「アンタ誰っスか」

ランさんほどではない威圧的な物言いだけど、それなりの恐怖心が生まれる。


「何で幹部の部屋に入れるんスか?」

それが不思議でたまらないって顔に書いてある。


「…知らない」

そう答えると、

「知らないわけないじゃないっスか」

間を入れずに、質問を投げかけてくる。

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