空に向かって


…無視を極めるか。

聞かなかった、見なかったふりをして二階に上がろうとした時だった。


ードンドンドンドン


玄関のドアを叩く音が響く。

驚きが隠せないまま、廊下に立ち尽くしていた。


「…まさか、ね」


いや、でも待てよ。

落ち着け自分。

いや、でも…

私、あの時ー…














家の鍵掛けたっけ?







< 287 / 321 >

この作品をシェア

pagetop