ボクのお話。
笑いたければ、笑えばいい。
馬鹿にしたいなら、思う存分馬鹿にすればいい。
ボクの気持ちはこれからも変わらない。


でも、なぜだか心が苦しい。
なぜ笑われなきゃいけないのか。
なぜ馬鹿にされなきゃいけないのか。
今まで女の子が好きなような遊び、女の子が見そうなドラマ頑張って合わせた。
でも、どれもボクが求めているものじゃなくて。
親から「女の子らしくしなさい。」何度もそう言われた。でもそれは、ボクの意志とは違う。だって、ボク、本当は男なんだよ?たまたま生まれてくる性別が違っただけなんだよ?
女として生まれてきたなら必ず、男を愛さなくちゃいけないの?女はダメなの?なんで?

この下着なんて本当は着たくない、胸だって邪魔だ。戸籍がどうした。ボクは男なんだ。









ボクの目に涙が溢れた。



「な、なんなの?凜ってこんなやつだったんだ。ごめん、無理だわ。」

「きも。」

「ってか、男だって言うんなら泣くなよ。矛盾してんじゃん。」



「恋愛対象が女のやついるとか女子校にいらないんたけど、きもい。うちらも狙われるってことでしょ?」


「凜のこと尊敬してたのに。ごめん。」




そう言って、女達は出ていった。
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