この空の下

傷心

色んな事がありすぎて慌ただしく終わった1日。

今日はアパートへ帰る元気がなくて、診療所へ泊まることにした。


休憩室には簡単なキッチンやシャワールームまで完備していて、何も不便はない。


ストックしてあった冷凍パスタを温めて、缶チューハイを用意。


「いただきます」


すでに多恵さんも帰ってしまい、診療所は私1人。

誰に遠慮することもなく、パスタはパックのまま、チューハイも缶のまま。


うーん美味しい。


そうだ。

ちょっと違う食感が・・・



「あった」


お茶の時間に食べ残したポテチ。

テーブルに並べたパスタとポテチを箸でつつく。


この姿は誰にも見せられないな。
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