夜空の星

別れ

玄関に行くと先輩が居た。

心臓がどきどきしている。

亮は、たぶん私のことを待っていると思う。

「亮!!」

私は思いっきり叫んだ。

亮はいつものように振り返って

手を振った。

でもこれは今日が最後だ。

「帰ろうか」

「あのね。私達今日で終わりにしよう?」

「なんで?」

亮の目がこわい・・・

「あのね。今日見たの。亮が違う女の人と居るの」

「それだけで別れるの?」

もっと怖くなった・・・

「ぅん・・・」

「そんなに傷ついたとはね」
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