拾ったワンコが王子を連れて来た

生田さんは、私の出したルールに従うと言った上で、ルールを追加して来た。

「食事は各々で構わないけど、僕が作るついでに作った時は、君は食べる事!」

「え!」

「だって、このビーフストロガノフなんて、一人分作る方が不経済なんだよ?
それに沢山作った方が美味しいしさ?」

確かに…
ご飯を炊くにしても、1合炊くのも2合炊くのも、手間も電気代も変わらない。

だからと言って…
「分かりました…でも、必要以上の事はしない約束でお願いします!」

「…分かった」

こうして、私達の奇妙な生活が始まった。





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