6年間の思い
−啓−

なんか佑花が走って 逃げてった‥‥。
もしかして 目が合ったから!?

「やっぱ 江莉 かわいい〜」

「はいはい わかったから‥」

「なんか、今度 転校生来るらしいよっ」
「男?女?」
「男らしい けど 超−金持ちらしい‥‥前いた中学で 問題おこしたらしい‥‥」
「えっ この1ヶ月でやばくない それ‥!?」
そんな会話を 近くの女子がしていた。


キンコーンカーコン
  キンコーンカーコン

「やべっ 急げっ。」
「おう。」

「あ− 理科つまんなくね?」

「そう?啓が佑花に集中しすぎなんだよ!?」

「そんなんじゃね−し!!」

「じゃあ なんだよ?」

「佑花とさっき 目が合ったのに そらされちゃって。」

「ふ〜ん‥‥」

ふ〜んで 終わったし‥

でも 佑花 俺の事 どう思ってんだ?

全然 わかんねぇ―

後で 聞いてみよ−
ってか 俺 そんな事出来ないじゃん!!

はぁ―。やっぱ ムリだぁ−↓↓
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