黒と白の羽
城に着いた私は、門の近くに居る2人の兵士に声をかけた。


「すみません。許してね?」



懐と背後に、周り



―ドカッ バキッ




2人の兵士は倒れる。



「うん。我ながら・・・ラッキーね」



そのまま、城へと入り込み・・・王の居る部屋に向かった。



「王。城下の者がきました」



側近が、私の事を王に仕えている。




入れ。と言う声に、部屋のドアが開く。



「初めまして、国王様。私は、グレリ=ロークと申します。
この度は、リール姫の祝福を祝います。
それでですね・・・この国の首都が・・・魔族にやられたので
救出を願いに来ました」



深々と、頭を下げる私。



驚愕をあらわにする、国王達。



「首都が・・・?魔族に・・・」



呆然と呟く国王。



―知らなかったの?首都なのに・・・



そう思う私に、国王が



「グレリ、と言ったか?街は・・・どうなっている?」



「・・・人々は・・・殺されて。
建物や道は・・・全て・・・破壊されています・・・」



ソレを伝えて、城を出ようとした時・・・
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