訳あり無表情少女と一途な幼馴染
蓮に視線を戻せば、ずっと私を見てる
肩を掴んでる手を振り払う

「…で?」
「紫音と、何してたんだ」
「さっきも言った、蓮には関係無い」
「何話してたんだ」
「何だっていいだろ、蓮に報告する義務は無い」
「…なら紫音に聞く」
「紫音に聞いても無駄だ。これ以上、詮索するな」
「…お前は、何も話してくれないんだな」
「いつ居なくなるか分かんねぇのに、話してどうする。
もう帰る」
「おい、倉庫には「用事がある」」

蓮に関わってれば、記憶が戻るかもしれない
けど、私が関わると同時に、奴等に狙われる危険がある
巻き込ませない為に、こうするしかない
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