訳あり無表情少女と一途な幼馴染
27〜蒼鷹の初仕事
ある日
家で紫音とくつろいでると

“鷹”

頭に直接、声が聞こえる

“何?春”
“若が今から蒼鷹(紫音)と来いと”
“分かった”

「姉さん?」
「紫音、これから楼のとこに一緒に来て」
「…分かった」
「手、繋いで」

《テレポート》
瞬けば、桜井組の自室

「さてと着替えようか」

クローゼットからいつもの服と紫音の分を取り出す

「はい、これ着て」
「コレが俺の?」
「うん、春に頼んでおいた」

私と同じ黒いローブ

「ソレを着てる間は、私は鷹、紫音は蒼鷹」

フードを被り

「じゃあ、行くか」
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