訳あり無表情少女と一途な幼馴染
鴉間に、またあの部屋に放り出された

「うっ…!」

刺された傷が痛む

「俺から逃げるなんてな、人形の分際で」

鴉間は私の耳に口を寄せ

「お前は俺の物なんだ。
人形は人形らしく、俺の命令だけで動いてればいいんだ
また逃げようなんて考えれば、あの小僧を…分かってるよなぁ?」
「…っ」
「ハハハッ!せいぜい俺の機嫌を損ねない様になぁ!」

鴉間が部屋から出て行く

「…っう、っふ…っ」

蓮っ…、蓮っ!

「おい」
「はい、マスター」
「人形の感情を消せ、俺の命令だけ従う様にしろ。
それと…〜する様にもしとけ」
「承知しました」

こうして、またあの生活が始まった
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