俺様上司が甘すぎるケモノに豹変!?~愛の巣から抜け出せません~

私の朝は忙しい。

「十二星座占いドットネットは……オレンジか。シャーマン美鈴の今日の診断はピンクで……モーニングテレビの朝占いは、っと……」

スマートフォンで占いサイトをチェックしながら、テレビで朝の情報番組の占いコーナーをチェックする。そして。

「朝占いは白かあ。じゃあ、下着が白とピンク。ハンカチがオレンジかな」

今日のラッキーカラーにちなんだ下着と小物を身に着けるのが私の毎朝の習慣だ。

朝の情報番組の占いコーナーはたいてい八時五十五分。もう少し早く放送してくれればいいのにと思いながら私は大急ぎで下着をつけ服を着て、九時十三分の快速に乗るべく玄関を出る。ちなみに駅までは歩いて二十分、ダッシュで十五分!

「いってきま……、っといけない!」

玄関でヒールを履きドアを開けかけた私は、大事な忘れ物に気づいて慌てて部屋まで戻った。そしてジュエリーケースからガーネットのネックレスを取り出し手早くつける。

「今日は大事なプレゼンだもん、これがなくっちゃね」

胸もとの赤い石をポンと軽く叩き気合を入れると、私は踵を返して今度こそ勢いよく「いってきまーす!」と玄関を飛び出した。
 
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