鎖
ヤンダルの造った鎌は、このお互いに打ち消しあう力を利用したものだった。その事をヤンダルは知らない。そして、テミロも知らない。カルフは、時間の流れを制するために、テミロを、ヤンダルを、そしてパクを使用していたのだ。
ただ、良心の呵責があったのだろう。それが最期に告げられた“すまない”という言葉に表れていたのだ。
ただ、良心の呵責があったのだろう。それが最期に告げられた“すまない”という言葉に表れていたのだ。