Seven World
「姫様がアリス様がお戻りになりました」
「そうか、前へ連れてこい」
「はっ!かしこまりました」
........

「ハイリ、ソウのサーヴァントを討ち取りました。」
アリスの静かな声が響く。
「本当か?」
「コレです…」
アリスが差し出したのは赤く、血で染められた…リュースだった。
「……アリス」
ハイリが静かな声で言う。
「やけに、顔色が悪いな。そしてその、サーヴァントの顔色がいい」
「……っ!」
ハイリは鋭い目で言った。
「この血は、お前の血であろう?」
「……っ!?」
アリスは目を見開いた。
「違います!ちゃんとコイツを俺は殺した!」
「もうバレておることを偽ろうと無駄だ。この戦争を終わらせたいか?……アリス」
「もちろんだ!」
「ならば、私を殺すか、そのサーヴァントを殺すかだ。好きな方を選べ…」
アリスは俯いたまま、無言でリュースを抱き立ち上がる。
「時間を下さいハイリ……」
「良かろう。」
そうして、アリスの元を去った。
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