欠けてるあなたが大好きです。

「じゃあこのベリー×ベリーパンケーキでもいい?」


「さすがいちごの天使!

 やっぱり選ぶのはいちごなんだね!」



「いちごは最高のフルーツですから!」



「あ〜ん かわいい〜!」


なにがだろう?

パンケーキがかな?



彩陽さんがボタンを押して

パンケーキを2つ頼んでくれて、

5分後くらいにパンケーキが出てくる。



早っ!


まぁパンケーキ専門店だし

前もって焼いておけば

デコレーションするだけだもんね。




「「いただきまーす!」」



ん〜♡おいしい〜!


やっぱりいちごは最高!







「じゃあそろそろ本題でいいよね。」


そう切り出してきた彩陽さんは、

いつもより落ち着いてて大人の女性の顔をしている。



「本題?」



「サイコのこと、私から教えてあげる。

 アイツらだと言えないだろうしね。

 …何か聞きたいことある?」



「彩陽さんはどういう感じの…?」




「私は諒とか将輝みたいに

 なんにもないタイプかな〜。

 喜怒哀楽を始めとして

 恋愛感情とか執着心もないや。」


「え…?」



彩陽さんつづるさんと結婚してるよね…?




「咲雪ちゃんの言いたいことはわかるよ。

 津々留はそれ知ってて結婚してるし。

 あっちからしたら

 ちゃんと私のこと愛してて結婚してるけど、

 私からしたら何でも話せる異性なだけだしね〜。」


悪気なんて一切ない、赤裸々な告白。



結婚相手がただの何でも話せる異性って…。




なかなかにすごいことだよね。



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