同じ人を好きになるなんて
私の隣の部屋が理人くんの部屋だ。

部屋のドアをそーっと開けると理人くんがベッドで眠っていた。

布団がベッドの下に落ちていて、パジャマからおへそがちらり。

天使のような可愛らしい寝顔とは裏腹に寝相の悪さに吹きそうになった。

「理人くん。朝だよ。一緒にご飯食べよう〜」

だが、父親そっくりなのかピクリともしない。

「理人くん。朝だよ。起きて」

体を揺すると理人くんがゆっくりと目を開けた。

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