Match maker
第18話

synapse

「何?」

イライラをそのまま0にぶつけてそう言った。

【シナプス】

「はい?」

【働いてない、お前らの脳が。】

「はい?」

今度は、田中さんがそう言った。

【雅実はともかく、実雅はIQは高いはずや。】

…最近、ディスられてばかりだ。

いや、事実か。

【実雅はともかく、雅実はコミュニケーション能力はそこそこ。】

…田中さんは…確かに。

田中さんが、居心地悪そうに視線を左右に動かした。

【店、出るぞ。とりあえず目の前の飲み物飲んどけ。】

言われるままに、お互い目の前の飲み物を飲み切った。

【手、繋げ。】

「「はい?」」

声が揃う。

【手や!】

「「はい…。」」

田中さんが私の手に触れる。

同時に合った目にふわりと微笑む彼に…

何かが見えた気がした。

あれ?

何だろう…えっと。

『僕は、あなたが…好きです。』

思い出したのは、そう言った田中さん。

手から?

それとも、瞳から?

…今、また……そう言われた気がした。
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