Match maker
…誰もが振り向く美女ではない。

それは、今まで歩んで来た人生で、気づいてる。

だけど、同時に人生を悲観するほどの容姿ではないだろうと思って…

いや、むしろ、どちらかというと美人の部類なんじゃないかなー…って

ないかなー…って…

「年老いたブス。目も当てられない。」

彼女の言葉に

ブスだったのか。

と、打撃を受けながら自覚する。

いや、待て。

何でそんな事をほぼ初対面の女性、しかも年下に言われなくちゃならないのだろう。

「…失礼ではありませんか?」

「あれ、なぜですか?自覚がないようでしたので、促して差し上げたまでの事です。」

…確かに、自覚は無かった。

しかも自分より綺麗な人に言われたとあれば…口をつぐむしか…ない。

のか!?

「私の容姿がどうであれ、あなたに何の関係が!?」

そうだ、そうだ、そうだ!

関係ないだろっ!
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