君と再会できた奇跡
何があっても

同居

苦しい…。


親がいなくて。

「私は、八重子さんの娘です。」
「お母さんは、いつも優しい人でした。」
書いた文章を読んでるうちに泣きそうになる。
「愛果ちゃん、お疲れさま。ゆっくり休んでね」
石川さん…
待って、あれ?
「石川、くん?」
「宮原さん、お疲れ」
「どうして、いるの?」
「俺の母、八重子さんのママ友らしい」
ママ友…
「そうだったの?」
「だから、俺。知ってたんだ。八重子さんのことも、宮原さんのことも」
「学校以外でも、会ったことあるよね?」
今、思い出した。
「うん」
あれは3年前。
『石川さんの息子さんよ』
『石川、涼平です。』
『涼平くん、宜しくね』
石川くんって呼んでなかったんだな…
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