大嫌い、だから恋人になる
「無理、振られたら立ち直れない。そんなことする位なら、今のままで良い。少なくとも一緒にいられる」

「本物の恋人同士になれなくても?」

「それは嫌だけど、離れるくらいならニセモノでもいい」

「けど秋山君、ちーちゃんのこと好きだと思う」

「慰めてくれてありがとう。でも無理だよ。秋山君が私なんて」

「私も好きかどうかわからないけど、チャンスはあると思う」

凜ちゃんが言った。

「本当に二人ともそう思う?どうして?」

「だってちーちゃんの殺人的なお弁当、毎日食べたんだよ。普通なら無理だよ」

「そうだよね。あんなの余程じゃなくちゃ食べられない」

ひどい言われよう。私のお弁当。

「でもじゃあ、私希望持っても良いのかな?」

「うーん、そう言われるとどうだろう?秋山君はチョコパンみたいにみんなに人気があるし。」

「そうだね、冷静になって見るとちひろじゃ厳しいかも」

「二人とも、どっちなの?」
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