拾い物は危険な新婚生活のはじまりでした

もう、奏さん恥ずかしいです・・・。

確かに、妊娠が分かってからキスはしていたけど、そういう行為はして

いなかったなあ・・・。奏さん、したかったんですね・・・。

「この時期は貧血が起こりやすいので気を付けてくださいね」

「はい」

無事に？エコー写真をもらい、診察は終わった。

車に戻ると、奏さんが耳下で囁いた。

「夜が楽しみだな」

そして、私の頭をポンポンとする。その顔には満面の笑み・・・。

私は、少し不安です・・・。


夜、奏さんが帰ってきた。

夕食を食べお風呂に入る、お腹が出てきてから心配する奏さんと一緒に

お風呂に入るようになった。初めは恥ずかしかったけど、私が転んだり

しないように本当に心配している様子に、さすがの私も折れた。

「アｱｱｱ・・・ハア～」

まあ、時々違う刺激が加わるけど、お腹を包み込むように優しく洗う奏さん

にはキュンとしてしまう。

バスタブに浸かっている間も、お腹を優しく擦る。幸せだな～。

お風呂から上がると、ソファーで妊娠線予防のクリームを丁寧に塗り込んで

くれる。このクリームは、妊娠が分かって直ぐに、奏さんが買ってきて

くれたもの。すごくしっとりして、優しい柑橘系の香りが妊婦の私でも

癒される。