白衣の先生に恋しました。
悔しかった

陽奈side

「ほら、腕出せよ」
「早くしないと切られちゃうよ〜?」


嘘…
また?やだよ…切らないで…


「早く出せ」


その、シルバーの刃…


「早く出せ!!」


やめて…やめて…!




「…ん…さん……柊さん!」


「…っえ…」


「大丈夫ですか?怖いですか?」


看護師さん…?
あ…そうだ。ここ病室なんだ。


「…夢…」


「夢?思い出しちゃった?」


看護師さんは私の背中をさすりながら
敬語を崩して優しく話してくれる。


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