白衣の先生に恋しました。
先生の声は体育の授業の終わりを告げる
チャイムの音にかき消された。


「あ…」


「じゃ…授業戻ります。
処置…ココアもありがとうございました。」


「あ、うん。
気を付けてね」


ーー…
ーーー…


本当に些細な出来事だった。


次はいつ話すだろう、なんて思うくらいの


存在だった瀬川先生…。


まさか先生との関わりが、話す機会が


すぐに待っているなんて。


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