白衣の先生に恋しました。

最悪な事態 蒼side

「おはようございます」


「瀬川先生!!」


俺が朝、出勤すると
いつもは「おはようございます」と
返ってくるはずの言葉が返ってこなかった。


むしろ、いつもより大きな声だったかも
しれない。


何か、学校に関係ある事が起きたんだろう
そんな事は不穏な空気で理解できた。


「瀬川先生」


校長まで職員室に出てくるなんて
一体何があったんだ?


ていうか、なんで俺は名前をよばれて…


「柊さんがーー」


「え?」


すぐには頭に入ってこなかった。


いや、"頭が受け付けなかった"


そっちの方が正しいかもしれない。

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