白衣の先生に恋しました。

白くて暗い部屋

「先程、救急で搬送された、柊陽奈は」


「柊さんなら手術室で処置をされています」


「ありがとうございます…!」


カウンターで陽奈ちゃんのいる所を
聞き、全力で走った。


「柊さん!!」


「…瀬川先生……」


「陽奈ちゃんは…」


「まだ出てこないんです…っ。
もう、私どうしたらいいか…」


陽奈ちゃんのお母さんは目が赤く
腫れていた。


「先生?」


「はい…」


そっと横に座らせてもらうと
陽奈ちゃんのお母さんが話し始めた。


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