白衣の先生に恋しました。
先生もきっと、自分の家で休みたいはず…
寝心地も良いとは言えない病院で寝るなんて…


「陽奈ちゃん」


「へっ!?あ、えっと…」


「眠たい?」


「いえ…」


「じゃあ、お話ししよっか!」


「お話し?」


「うん。何か聞きたいこととかある?」


なんでも答えてあげるって、微笑みながら
先生は言った。


「じゃあ…私を初めて見た時の話…とか」


「あー…
じゃあ、俺が陽奈ちゃんを見た日のことを
話すね」



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