強すぎる彼女と優しすぎる彼
「これ、どう思う?これ、極秘なんだけど」
と龍仁が司に見せたのは自分たちの結婚式の会場図とデザイン画だった。

「いいじゃん。お前らしいけど、お前らしくない」
一瞬で龍仁だけのデザインじゃないと見抜くあたりはさすがだ。
「奥さんの希望いれまくってるな。」
「当たり前だろ~」
「いいじゃん。新しい。新鮮。」
「そっか?」
嬉しそうに龍仁は頭をかく。
「いつだっけ?」
「5か月後」
「そっか。ちょうど俺のイベントがひと段落する頃だな。」
そんな二人の話を聞きながら佳子は自分が結婚式をする頃に桃と司の幸せが新しく始まる予感がしていた。
二人を結婚式に誘うことは決まっている。
そこで再会できるかな・・・。そんなことを考えながら朝食を作った。
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