ヤマタノオロチ


「処置は施しました。ただ、強力な呪いがかかっているらしく、医者の力だけではなんとも・・・。」


 そこで、女仕官は言葉を濁した。


「呪い・・・だと?」


 ・・・俺は目で見えるものしか信じない・・・。


 俺は見えるものしか信じない・・・。


 だけど・・・実際にクシナダが倒れた。


 そして、呪いがかかっているという・・・。


 ならば、聞こう・・・呪いの主は・・・・・・・・・・?


「姫は・・・ヤマタノオロチに呪われたと・・・・・」


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