Buenas noches
「エルヴィン!……んんッ!!」

エルヴィンは聖奈にキスをする。何度も唇を重ね、聖奈は大きく肩で息をした。エルヴィンが体の上に乗っているため、逃れられない。

「ね?ちょっと休憩」

そう笑い、エルヴィンは聖奈の隣に寝る。そして、聖奈をそっと抱きしめた。

「……全くもう!今日だけよ?」

聖奈はエルヴィンの頭をそっと撫でる。エルヴィンの柔らかな髪が心地よい。

「Buenas noches(おやすみ)」

エルヴィンは優しく笑い、目を閉じる。エルヴィンの高めの体温に、聖奈のまぶたも重くなってきた。



エルヴィンが目を覚ますと、隣で聖奈はまだ眠っている。そっと頭を撫でてみるが、聖奈は起きることはなく眠り続けている。

「今日は星がきれいに見えるんだって。星を見に行こっか」

エルヴィンはそう言い立ち上がると、机の引き出しを開ける。そこに入っているのは小さな箱。

「家族になってくれるかな?」

エルヴィンの問いに、聖奈は幸せそうに微笑みながら眠っていた。
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