運命が紡いだ物語
そして、放課後私は結愛にすべてを話した。

「そんなことって・・。」

結愛はとても悲しそうな表情をしていた・・。

涙を流しながら・・

「あるんだね・・。
私もびっくりした・・。
最初に分かった時は・・・。」

私も結愛の涙にもらい泣きしていた。

今日は泣かないって思ってたんだけどな・・

「咲野君には言わないの?」

「うん。」

言えないよ・・

絶対。

「そっか・・・。
つらかったよね・・。ずっと・・。
よく頑張ったね・・・。」

結愛はそういって私を抱きしめてくれた・・。

そのまま私たちは、泣き疲れるくらいまで泣いた・・・。

結愛の体温は本当に温かかった・・。

私たちはそのあとそれぞれ家へと帰った。
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