運命が紡いだ物語
教室に戻るとやはり騒がしかった。

「牧原さん、養子らしいよ。」

「えー、そうなんだ。翔大君と似てないもんね。」

「しかも、牧原さんの本当の両親一家心中したんだって。お母さんがお父さん殺したらしいよ。」

「えっ、マジ!こわ!!」

あの時と全く同じ。

翔大と私が、みんなに無視をされた小学生だったころのあの日。

聞きたくないのにどうしても耳に入ってくる会話に耐えられなくなった時だった。

ガラガラ

戸を開けて入ってきたのは先生だった。

それからは特に何もなかったかのように授業が進んでいった。
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