運命が紡いだ物語
そして、日曜日私たちは4人で映画を見に行った。

「私、あのお店見たい!」

映画を見終わた後、4人でショッピングモールを回っていると、結愛がかわいい雑貨屋さんを指さしてそういった。

結愛、好きそう・・

「じゃぁ、翔大とみておいでよ。私たちも適当に回ってるから、一通り見たら連絡頂戴!」

私はこのデートのどこかで絶対、
翔大と結愛を2人っきりにするって決めていたんだ。

「わかった!」

そういって、私たちは別れた。

結愛のうれしそうな顔を見て私もうれしくなった。

「ごめんね。咲野君。勝手に決めちゃって・・。」

咲野君と二人になった私は開口一番に謝った。

だって、今の私なんかすごい自己中。

「いや、俺は全然・・。」

よかった・・。

「今日さ、翔大たちにも話そうと思って、俺の両親のこと。」

「そっか・・。」

「うん。ずっと、言わないでおくより、言っちゃったほうがいいかな・・って。」

「そうだね・・。」

やっぱり咲野君はすごいな・・。

しばらくいろいろなところを見て回った。
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