一緒に歌おう〜国も、色も、血も越えて〜
「あんたの歌とピアノ、Miraiにそっくりだ。気づかない方が変だよ」

そう言ってユールヒェンはフルートを取り出す。美しい音色が部屋に響いた。

音羽の夢は、ピアニスト。ユールヒェンの夢は、カフェを開くこと。

夢が違っても、音楽は二人を結び付けている。

音羽はユールヒェンのフルートの音色に合わせて、歌った。
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